搾って!ボクの○○○をあなたの好きなだけ。

シーナアンドザロケッツの有名なレモンティって曲ですが、この歌詞、ホントは凄くエロいんです。
○○○って書いたらいきなりエロくなりました。
元々は鮎川誠がシーナにプロポーズするために作った曲らしいですね。

とうとう今年も残すところあと少しとなりました。
去年の年末に書いた記事を読んでみると、サブタイトルがまだ下品シリーズになる前です。
一年の間にオイラに何が起こったのでしょう。
来年は上品な、いや少なくとも下品じゃないサブタイトルに戻してみようかと密かに企んでいるなまちゃんです。
その前に、頑張って明日も記事を更新しようかなんて考えています。
実は先日の投稿でランキングのポチッとを上に持ってきたら、いつもは50位前後をウロウロしているのに、14位まで上がりました。
過去もベスト10に入ったことは無いので、訳の分かんない投稿でもガンガン載せればもしかして行けるんじゃないのか?とりあえずポチッとしてから続きをお読み頂けると面白いです。




と言うわけで、いくらなんでもネタがありません。
先日の駄文が途中までで終わっていたのは、こういうときに残りを載せてひとネタ稼ぐためです。
基本的に駄文なので読まなくても結構です。
【俺のオートバイ彼女の峠】その2(元ネタ判る?)
どこに行こうか。
海か、山か、バイクで行く先なんてそのどちらかに決まっている。
ピンと張り詰めた冬独特の空気が漂う中、走り出して直ぐに気がついたのは道を走る車の少なさだ。
師走の街は慌ただしく、何処を走っても人と車だらけなのだが、今俺が走っている山に向かう片側が3車線ある幹線道路は思いの外に空いている。見ると対向車線は普通に混んでいる。
「普通の奴はこんなとき山に行く用事は無いよな」
平日の昼間だ。わざわざ好きこのんで行くような場所でもない。
雪に覆われることが滅多に無いこの地方では、少しくらいなら山に入ってもバイクで道路が通れないなんて事は殆ど無い。
その代わり峠道をバイクで楽しもうと思えば、山までにちょっとした距離を走らなくてはならない。
尤も、今日のように中途半端な時間しかとれないのなら、散歩の延長気分で丁度良かったりする。
幹線道路は5速3500RPMほどのスピードで流していける。
この程度の速度でも、オートバイという乗り物は緊張感を持っていないと大変なことになる。
特にオートバイに乗ったことが一度もない運転手は危険だ。
こちらの動きを全く予想してくれなかったり、オートバイの速さを判っていないのだから。
俺の知る限りオートバイ乗りは皆、ヘルメットの中でそういった運転手に悪態をついているはずだ。
「ちっ、この下手くそが…」
直進のこちらに対し、対向車線から距離感をつかみ損なった右折車が飛び出してきた。
たいしたスピードで走っていた訳じゃないから、こんなときだってちょいとスピードを緩めるかすれば避けることは出来る。
若い頃に何人かの友人をこのパターンで失っている。
オートバイの運転なんて少し臆病なくらいが丁度良い
走り続けると、幹線道路沿いに店舗が少なくなってきた。
そろそろ山が目の前に迫ってきている。
左に曲がると、山へ向かう細い道は少し路面が荒れていた。
峠に入ってしまうと意外なほど道路は整備されていたりするのだが、中途半端に人が住んでいる辺りは独特な田舎町で道もデコボコしていることがほとんどだ。
ウチの近所では、道路に出て真っ直ぐ数百M先を見渡せば、何件かコンビニの看板が一度に見えたりするのだが、田舎にはそんなものとは無縁の土地が多い。
その代わり最近では"道の駅"とかいうドライブインが増えてきた。
ここに入るとコンビニとは違い、ちょっとしたツーリング気分になれるのが良い。
峠に入る手前で道の駅をみつけた。
そろそろ身体も冷えてきたので一旦休憩した方が良さそうだ。
指先が思うように動かなくなるほど冷えてしまっては元も子もない。
駐車場には今日はさすがに殆ど車も入っていないようだ。
しかし一台だけ真っ赤なCBが駐車場の一番奥に、出入り口にフロントを向けて停めてあるのを見つけた。
同じ様に停めるには駐車場内でUターンするようにして、バイクをバックさせる必要がある。
折角なのでCBの隣に列んで、やはりフロントを出入り口に向けて停めることにした。
ギアを入れたままクラッチをポンと離し、エンストさせる様にエンジンをカット。
シングルのエンジンはこうしてエンジンを停止させるとホットスタート時に楽だと教わった。
まあ教えてくれた奴は先ほど言った「右折車と直進のバイク事故」でもうこの世にはいないんだが…
ヘッドギアを外すと、山近くの冷えた空気が息を水蒸気にして一瞬辺りを白くする。
同時に頭の周りも水蒸気で湯気が立っているのがミラー越しに映った。
身体は冷えているはずなのに、髪には若干の汗が残っているようだ。
軽く吹いた
風がその汗を一気に冷やす。

サイドスタンドを立て、隣に列んだCBを見る。
最新のマシンとは違い、カウルに覆われていないバイクは独特の挑戦的な雰囲気を持っていた。
赤い車体は純正色とは違う深みがかった赤だ。
メタリックでは無く、ソリッドで深みを出している独特の個性的な色にリペイントされていた。
タイヤはパターンのサイドまできっちり使われていて、かなりコーナリングを楽しんでいるようだ。
赤い車体に黒のエンジン、集合管もブラックアウトされていて、カーボンのサイレンサー、リアのサスペンションは黄色のオーリンズでアクセントになっている。
こんなのも嫌いじゃない。
だが俺は今の相棒が良い。
CBを見ている間に一段と身体が冷えてきた。
とりあえず店の中に入り、暖かなコーヒーでも買うことにしよう。
店の入り口ですれ違ったのは、長い髪を後ろで一つにまとめ、車体と同じ赤と黒のレザースーツを着た女性だった。
すれ違いざまに顔を見損なってしまったので、思わず後ろ姿を二度見した。
白く長い首筋から肩のラインをレザースーツが美しく見せた。
背筋をはり姿勢の良い後ろ姿。右手でヘッドギアのあごひもを持っている。
背中には彼女のネームだろうか、"KEI"と黄色の文字に白の縁取りで書かれていた。バイクと同様にアクセントになっていた。
トイレを済ませ、コーヒーを手に店から出る。
自分の相棒の方へ歩いて行くと、先ほどの女の姿が見えた。
彼女はペタンと脚を前に投げ出し、右手を後ろについた格好でCBの横に座っていた。
左手には缶のレモンティー。
俺も何となく同じように、2台のバイクを挟んだ反対側に脚を投げ出して座ってみた。
左手には缶コーヒーを持って。
うう~ん。少し書き直したら思ったより長くなってしまったので、続きは来年。

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