B級映画の世界
その2
キラーコンドーム
監督:マルティン・ヴァルツ
製作:アーウィン・C・ディートリッヒ、ハロルド・リッヒナー
製作総指揮:ラルフ・S・ディートリッヒ
原作コミック:ラルフ・ケーニッヒ
脚本:マリオ・クランプ、ラルフ・ケーニッヒ

ウド・ザメール(ルイジ・マッケロニ)
ペーター・ローマイヤー(サム・ハンクス)
イリス・バーベンマルク(フラウ・ドクター・リフレソン)
ゲルト・バーメリンク(レーヤー)
マルク・リヒター(ビリー)
レオナルド・ランシンク(バベット=ボブ)


レンタルショップでタイトルを見て、当然前述の"アタック〜"の類のおバカな映画を連想して、軽い気持ちで手にしたのですが・・・。
半分当たっていて、半分間違いだったと言えるね(?)
NYに住むシチリア出身の警部(字幕では刑事と書いてあったけど、Inspectorって言ってたから警部でしょ?)が、安い連れ込みホテルで起こった奇怪な事件の担当になったところから物語は始まる。
この映画は"アタック〜"とは違い役者がけっこうマジで演技していて引き込まれちゃった事かな。主役なんかマジで良い役者ですよ。モノローグの入れ方やテンポ、撮影も少ない予算の中で作った?にしては凝っていたりします。
(大がかりな機材は使っていないようですが)筋書きもしっかりしているし、(ちょっとエレベータの中でやっちゃうシーンやキラーコンドームの開発者の出てくるあたりは難ですけどね)笑いの取り方もなかなか良いです。パベット(ボブ)やジミーなどの脇役もいい味を出しています。
おっと、肝心な筋を書かなくちゃですね。
ホテル内の据え置きコンドームの中にち○んちんを食いちぎるコンドームが混じっている。それを調査に行った主人公は男娼
(ホモなんです)を連れ部屋に。自慢の32cm巨根を構えた。そこへベッドの下に潜んでいたコンドームが飛び出し片方の玉を食いちぎられ・・・(走るコンドームの可愛らしさが何とも言えないっす。)
彼の復習が始まるんですな。。
ほんで最終的には、殺人コンドーム開発者の天才科学者の居所を突き止めホモと娼婦を許さないと言う黒幕をやっつけてお終いって話。
タイトルから期待されるちょっとエッチな場面はってえと、意外と少なくて、映画冒頭に教授が
単位を餌に学生に行為を迫るシーン・連れ込みホテル内の他の部屋で娼婦が客を取っているシーン・何故か出てきた大統領候補(Mr.Dick)が愛人とホテルの風呂場での行為の最中に食いちぎられたシーン。ところで左の写真にもありますが、アヒル隊長ってアメリカでもポピュラーなの??

新聞に"Dickless Dick"って書かれていたのが微笑ましかったね。

んで、この映画のテーマはってえと、ホモの純愛ではないかと・・・ この映画の監督はよほどホモに理解があるのかホモが大嫌いかどちらかでしょう。最初から最後まで殆ど「もう良いよ」ってほど、とにかくホモホモホモネタで引っ張りますから。

一番の問題点は、ドイツ映画って事。
舞台はニューヨーク。主人公はイタリア人。
これが全てドイツ語でしゃべる。娼婦もドイツ語でよがる。主人公のホモ警部の恋人となるジミーの留守番電話に吹き込まれた「この前の夜が忘れられない」ってメッセージも全てドイツ語。なんと!アメリカ大統領候補の演説もドイツ語
はっきり言う。むっちゃ不自然なんだよ!!!(ちゅうか、オイラドイツ語わかんないし)
ところで、この映画でもう一つ特筆すべき事があります。クリーチャーデザインを"エイリアン"で有名なH.R.ギーガーがやっていること。上の写真を見るとギーガーっぽいね。もしかしたら、日本ではB級評価の映画だけど、ドイツ本国では一流映画なのか?役者の演技力なんかから考えると、そんな気がしないでもない。ちなみに原作は漫画(コミック)だそうです。

 次は、サボテンブラザースを解説。

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